先日、BSでやっていた「小さいおうち」という映画のことを少し。これまでも何度か目にしたタイトルで、同じタイトルの絵本もあるのですよね。表紙のおうちの絵がかわいくて印象に残っています。内容は覚えていないのですが、むかし息子たちに読んでやった記憶があります。
そんな思い出?があっていつも気になるのに、ちゃんと見たことがなかったので、とりあえず録画しました。おうち時間がたっぷりあることだし。
で、見始めると、松たか子さんの立ち居振る舞いの美しいこと・・・(さすが名門歌舞伎の家の方ですね)。そんなことを思いながら見ていた後半、おや?と途中で巻き戻してTVの前まで行って、あらまぁ~!と驚いたことがありました。松さん演じる、小さいおうちの奥様が吉岡くん(北の国からの純くんです)演じる板倉さんに手紙を書くのですが、宛先が「東京都大森区上池台○番地」で、駅は長原。
私も祖母はパリから戻ってきてしばらく、長原に住んでいました。私も、上京して結婚するまでの一年半住んでいました。住所は大田区上池台○丁目。あの辺りは、昭和22年まで(35区の時代)大森区だったようです。しかも、松さんが住んでいる「おうち」は雪が谷。東急池上線です。あの辺りの、小洒落た洋風の家や、大正か昭和初期からの家でしょうか?ゆるい坂が続く家並みを懐かしく思い出しました。
というわけで、感情移入して見ました。ただ、あのラストはいかがなものでしょうか。やっぱりとは思いましたが、謎のままのほうがよかったです・・・。