北摂にて

日々の暮らしの中に楽しみを見つけながら・・・

櫂(映画)

昨晩、WOWOWで映画「櫂」を観ました。いえ、正直にいうと途中でイヤになりました。目の見えない女性が主人公だったやつかなと勘違いだったわけですが、録画予約していたので、真行寺君枝が出産した子を正妻の十朱幸代が引き取ったあたりまで観て、残りは飛ばして結末だけ観ました。

原作は宮尾登美子さん。1973年に太宰治賞をこの作品で受賞されていますね。監督は五社英雄さん・・・って有名な人ですね。実家の母が宮尾登美子さんの作品を何冊か読んでいましたっけ。

男女の情念といったところか・・・昔はこういうのあったんだろうなとか漠然と思いましたが、いまや○○女子に批判の声があがったりルーズベルトの像が撤去されたりする時代です。私が、アカン、こんな男は許せないと、すごく単純な感情からギブアップしても怒られないだろうと・・・(誰から?w)

寝る前に「櫂」でネット検索しました。すごく好きな作品と書いている人もいました。そうですか・・・どこがかな。私の祖母は二号さんの子どを引き取って育てた人なのですが、果たして幸せだったかしら・・・。祖父母のことはいつか小説にできればと思いながらぜーんぜん書けていませんが。「櫂」は宮尾登美子さんご自身の生い立ちが題材になっているとか。そこがすごいです。身内のことはなかなか書けないです。太宰治賞・・・なるほど、やっぱり、ですねぇ。