初めて自分でスモークして燻製を作ったのは、息子が通っていた小学校のPTA主催のお料理教室でした。今でこそネット検索すれば段ボールで作る燻製器なんてのが見つかるけれど、当時は、一般家庭でスモークするなんて、とても珍しいことでした。
その後、平野レミさんの「お料理しましょ」(昭和62年発行)というお料理本を書店で見つけました。パラパラとめくってみるとどれも美味しそう。我が家で好評だったのは上原ボイルドチキン、おととポトフ、おもしろおいしいスモーク等々。
特に、「おもしろおいしいスモーク」の材料にはゆで卵やいかの一夜干しなんかもあって、私もレミさんを真似てゆでたジャガイモをスモークしたりして楽しみました。桜材のチップの代わりに紅茶を使ったスモークでしたが、いまは様々な種類のチップが市販されています。東急ハンズのネットショップでも買えますね。
【材料】
鶏むね肉、ほたて、ゆで卵、ジャガイモ、肉(その他、たぶん何でもOK)、花椒塩(私は、中華スパイスの花椒と塩を混ぜて使う)、コショウ、つけダレ液(しょうゆ大さじ3 みりん大さじ1/2)、いぶし材(紅茶・砂糖各大さじ2 しょうが1かけ ねぎ5cm)
中華鍋、餅網、アルミホイル
【作り方】
具材は花椒塩とコショウをしっかりもみ込み、つけダレ液に30分ぐらい漬け込みます。これをペーパータオルに包んで冷蔵庫に入れます(ペーパータオルは何度か取り替えます)。
レミさんのレシピでは、網かザルにのせて風通しのよいところに置いて半乾きにするとあったけれど、PTAのお料理教室では冷蔵庫に入れると習いました。乾物だったらレミさん式でいいと思います。PTAで作ったのはベーコン、ハムでした。
↓中華鍋にアルミホイルを敷いて、桜材のチップ、砂糖、ショウガ、ネギを置いて、餅網を置き、具材を乗せます。
↓さらにアルミホイルで覆って隙間のないように、しっかりと蓋をします。そうしないと煙が漏れてしまいます。
時間は適当なんだけれど、中火で20分~30分ぐらい・・・。途中で蓋を開けてみてもいいけれど、煙がワーッと出るのであまり顔を近づけないほうがいいかも・・・。